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対物賠償保険とは|とにかく無制限設定にしてください

車の衝突事故

賠償保険は対賠償保険と並んで最重要な保険です。

対人賠償保険が人間相手の補償だったのに対して、この対物賠償保険は物を補償する保険です。

今回はそんな「対物賠償保険」について。

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対物賠償保険とは?|無制限設定にしてください

対物賠償保険とは自動車事故で壊してしまった他人の物の弁償代金を補償してくれる保険です。

たとえばアナタが衝突事故を起こしてしまった場合、相手の車の修理代金を払わなくてはいけませんが、そのお金を出してくれるのがこの保険です。

設定金額は無制限にしてください。

ただ、細かい決まりなどがありますので少しだけ我慢して勉強しましょう。

対象は「他人の物」

先ず、保険金が出る対象ですが、これは「他人の物」です。

注意点は2つ。

他人というのとという点です。

「他人」の意味

自分の物が壊れても保険金は出ませんよ。

たとえば自分の家の車庫で車を出し入れの際にウッカリぶつけてしまって、シャッターを壊しても保険金は出ません。

厳密には以下の人は他人とはみなされませんのでご注意を。

◎保険加入者本人とその配偶者、父母、子供

◎車の運転者とその配偶者、父母、子供

「物」の意味

対象は物でないといけません。

たとえば衝突事故の相手のケガの治療費は対賠償保険の補償範囲ではありません。

それは対賠償保険の対象ですね。

ややこしいですが、キッチリ区別してください。

では、ここで練習問題でケーススタディ

知識の整理には問題を解くことです。以下の例題で理解度をチェックしましょう。

先ずは基本問題から

(ケース1)アナタが運転中にうっかりガードレールにぶつかってしまいました。車の修理費とガードレールの修理費は対物賠償保険で出るでしょうか?

(答え)ガードレールの修理費は出るが車の修理費は出ない。車はアナタ本人の物だからダメ。

お次はコレ

(ケース2)うっかり車でコンビニへ突っ込んでしまった。店の修理費や品物の弁償代の他にも店主から店が修理中の休業補償を求められた。どれが出てどれが出ないか?

(答え)全部出る。話が前後して申し訳ないですが、休業補償の件は次の項で。

ちょっと応用

(ケース3)アナタが車で衝突した相手が偶然アナタの配偶者の車だった。配偶者の車の修理費のために対物賠償保険は使えるか?

(答え)使えない。配偶者は本人と同一とみなされるから「他人」ではない。

最後はやや意地悪、だが重要なので覚えておくこと

(ケース4)アナタが飲酒運転をしていた時に他人の物を壊してしまった。さて、対物賠償保険は使えるか?

(答え)使える。つまり保険金が出る。普通は飲酒運転をしていたら保険金はおりないのだが、今回のケースでは他人の被害を救うために保険金は出ます。

営業損失の賠償もしてくれる

相手の壊れた車の修理やお店の修繕費用といった直接的な被害損失の補償は当然として、事故によって相手さんが営業できない分の損失の賠償金も保険金が出ます。

たとえばアナタがタクシーとぶつかったり、コンビニへ突っ込んだりした場合、車やお店が直るまで相手は営業ができまでんよね。

その損害金も当然アナタの責任になるわけですが、その営業損失も対物賠償保険が出してくれます。

ありがたいです。

ただそれは次の事を守っていれば、の話ですが。

設定は無制限にしておくこと

保険の設定金額はとにかく何も考えず「無制限」にしてください。

賠償と同じで、対賠償も損害賠償金額は平気で億単位になるからです。

参考までに過去の事故の損害金額を挙げておきます。

賠償金額 事故内容
2億6135万円 呉服・洋服を積んだトラックとの衝突
1億3580万円 パチンコ屋へ突っ込んだ
1億2036万円 家屋・電車・線路を破損
1億1798万円 トレーラーと衝突

※出典:損害保険料率算出機構

上記の表からわかると思いますが、対物賠償も金額がデカいんです。

なので、設定は無制限が当たり前です。

それに、ケチって設定金額を「1億円」とかにしても支払う年間の保険料は数百円しか違わないんですよ。

コレ、意外と知らない人が多いみたいなんで。

設定をケチって安くすると保険会社は示談交渉をしてくれない!?

これだけ言ってもわずか数百円の金を惜しんで安い設定金額にする人がいるんですが、そういう人って万が一事故った時には相当困ることになりますよ。

保険でおりる金額以上の損害賠償が来るからってこともあるんですが、それ以前にエライ目に遭うことになります。

たとえばアナタが設定金額をケチって3千万にしていて、ある日事故ったとします。

相手はアナタに5千万の損害賠償金を求めて来ました。

ここでアナタが加入している保険屋さんは相手の保険会社や弁護士と示談交渉をしてくれるわけですが(通常は示談交渉サービスが契約に付いている)、途中でこう言います。

「上限の3千万円を全額出しますので、後はアナタとアチラさんで話し合ってください。じゃ、サイナラ~」

コレ、わかります?

保険屋としては責任分の3千万円を払ったんだから、後は関係がないって言ってるんです。

こんな事があり得るのか?・・・ハイ、日常茶飯事です。

ということは、相手とアナタとの間に残った残りの2千万円に関してはアナタが自分で交渉するしかないわけですが、コレ、かなり危険です。

だって相手は保険屋とか弁護士といったプロたちなんですよ。

そんな連中相手にシロウトのアナタが対等に渡り合えるわけないじゃないですか。

当然、向こうもアナタの無知に付け込んで本来の提示額や条件より更に金額を乗っけてくる可能性が大です。

こういうことがあるから、設定は無制限にして保険屋に最後まで責任を持ってもらった方が良いというわけです。

まあ、そうなったらなったで自分で弁護士さんを探して闘うってのもアリですが、そんな出費をするくらいなら最初から数百円を惜しまない方が賢明かつ経済的だと思いますよ。

たとえ無制限設定でも揉めることがあるから対物超過修理費用特約を付けること

実はたとえ設定金額を無制限にしいても、すべて解決とは行かないんです。

たとえばアナタが車の衝突事故を起こしたとしますよ。

で、相手はアナタに壊れた車の修理代を100万円要求したとします。

「なんだ、たった100万円ぽっちか。対物賠償保険で十分払えるよ」

そう思ったかも知れません。

ですが、保険金の支払額というのは時価額までという法律があるんですよ。

ピンと来ました?

そうです、もしも相手の車が古くて時価額が70万円だったら、保険金も70万円までしか出ないわけです。

そうすると相手は残りの30万円は自費でまかなわないといけなくなります。

これって法律的には問題ないのですが、相手の感情を考えたらちょっと、ねえ。

実際、相手は修理費が足りないことに怒って示談に応じてくれなかったりしてゴネることが多いんです。

特に相手がややこしい人だったら、アナタも精神的に消耗して困ります。

こういう時のために「対物超過修理費用特約」を付けておくべきなんです。

(※実際は自動付帯というかたちで最初から付いてる事が多いですが、念のため確認してください。もし付いてなければ必ず特約を付けておくことです)

この特約を付けておけば上記のようなケースでも、不足分の30万円がちゃんと出ます。

【参考】対物超過修理費用特約についての解説

以上、お疲れさまでした。

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